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ブルーモスクとピンクモスク

Sep 21 2017 &Musée

元々筆者はキリスト教関連の宗教建築を巡るのが好きだったのですが、20代も後半に差し掛かってきて次はイスラム教のモスクに魅了され、バカンスも兼ねて、マレーシアへと旅に出てみました。
日本ではブルーモスクと呼ばれているこのモスクですが、正式名称は「スルタン・サラディン・アブドゥル・アジズ・シャー・モスク(The Sultan Salahuddin Abdul Aziz Shah Mosque)」。
マレーシア最大のモスクとして知られるこのモスクは、世界でも4番目の規模を誇るモスクです。

ブルーモスクの特徴としては、青と白の美しく荘厳な趣に透き通るような白い床に光が差し込み、非常に幻想的な雰囲気を味わうことができます。
又、外から眺めるブルーモスクの異国情緒と壮大な風景は圧巻で、なかなかカメラに収まりきらないほどの大きさです。
モスクを見学については、個人ではなく、ガイドさんに同行してもらう必要があります。到着したら、正面右手にあるビジターセンターで見学をしたいという旨を伝えると女性の方はこちらで肌を覆うヒジャブを無料で借りることができます。男性の方は、短パンでなければ基本的にそのまま見学することができますので、なるべく長ズボンで訪れる必要がありそうです。
ガイドさんに、このデザインのルーツは何ですか?など質問すると、これは蜘蛛であれはオクラからきてる等と詳細を教えてくれ、深みをもって考察できました。

 

 

次に訪れたのはピンクモスク正式名称は「Putra Mosque(プトラモスク)」。
外観のスモーキーピンクを目にすると早速高揚してしまうのですが、さらに美しいのがモスクの内部。

天井ドームの繊細で見事なアラベスク模様、鮮やかな薔薇色のピンク、そして少し入ったブルーのコンビネーションがまさに絶妙なセンス。
ペルシャ絨毯ももちろんピンクで統一されており、イスラム教徒ではない人は奥まで入れませんが、ずっと見ていたくなるような神聖さです。
そして、モスクの外観も正面、斜め、横からといろいろな角度から見ても印象やデザインが全く異なり、非常に興味深い造りでした。
うれしい事に入場料が無料なのですが、世界各国から観光客が訪れるので少し入場するまで並びました。

 

そしてマレーシアといえば、バカンスリゾートという事で、レダン島随一のラグジュアリーホテル「The Taaras Beach& Spa Resort」に滞在しました。
緑に囲まれた敷地内に建つマレー様式のシャレーは、まさにセンスの良いアジアンリゾートといった雰囲気です。
マレーシアで1番美しい島とも言われるレダン島。

 

真っ白な砂浜とエメラルドグリーンの海は、まさに楽園と呼ぶのにふさわしく、極上な夏を感じさせてくれました。
アクティビティも整っており、ダイビングやシュノーケルでカメと戯れたりとてもおすすめな場所です。

The Sultan Salahuddin Abdul Aziz Shah Mosque マレーシア・スランゴール州の州都シャーアラムにあるモスク。